たまにはシマゼン。

ハッピーな夜に。

shimazen2008-03-27

昨夜は佐藤研二(exマルコシアスバンプ)さん
がプレアデスに来てくれた。
SGの使い手、白手袋のベーシストとして
一世を風靡してた頃からするともう20年近く
経ってるのかなぁ。
Soloist2と言うアルバムをリリースし、
そのツアーの一環で来てくれたのだ。
ベースオンリーの世界は想像していたより面白かった。
エフェクトも曲の並びもMCも構成も色々あるのだが、
何より、とにかく上手い。何やってるか解からんくらい上手い。

あんだけ何やってるか解らんくらい上手いと、
好き嫌い越えたとこでの説得力もハンパやない。

それにキャストも素晴らしかった。
Tommy/NoMissGuitars(exShiba&Take)/鶴坊
頑固おやじの集まりばいね。ここまで来たら。
じわーっと繰り広げられる“歌”の世界と“楽器”の世界。
それぞれの持ち味がそれぞれのオーディエンスを魅了し、
昨夜はサイレントで水面下でミラクルな相乗効果。
みんな一体となれたライブだった。

毎日こんなライブやったらハコの仕事も夢心地やろな。


素直にフェーダー上げるだけです。
経験と知識を積み、音楽とは何ぞや、ライブとは何ぞやを
知っているプレイヤーはいちいち細かい注文も殆どないし、
なーんにもいじらんでいい。


一瞬でそのハコの音量と質感を作るけんね。
想像力(ハコには特性と限界がある。それを補えるだけの力)と
技術力(自分の音で納得させる力。)と
PAを信頼しようとする人間力の賜物。

↑これは反対にPAにも当てはまるばいね。
想像力と技術力あってこそバンドの音量と質感と方向性を理解し、
バンドを信頼しようと努める事ができる。

わを。おれもがんばります(笑)。
つか、俺もプレイヤーやっつの。

例えば初めて会った人に自分の大切な部分をポンと預けられるって、
相当な力量と思うんよね。
(但し、預けるPAが機材オタクだけじゃなくて、ちゃんと音楽が好きで、
その人の出音でどんなルーツを持っててどんな音を鳴らしたいか、
ちゃんと判別出来るやつ限定)


長年ハコにいると、そのバンドなり、プレイヤーなりの器が
リハのセッティングの状態を見てるだけでイケてるかイケてないか解ります。

つーか、入ってきた時の挨拶の仕方や、しぐさでもどんくらいかわかる(笑)。

さらに本番のセッティングも早い!無駄に待たせない!
↑コレ、マジで大事!お互いに!


社会を上手く泳げんやつ等が大切に生きているこんな世界だからこそ、
長いものに巻かれん、社交辞令で成り立つ世界を越えた場を作らんといかんね。

それが俺のいまの仕事かな。
いーや、ちゃうちゃう。えらそうに何言ってんの。
みんなで創る仕事やがな。一つの夜に一つの思い出を。

今夜も、みなさんのお陰でおれも気持ちよく仕事ができました。

どうもハッピーをありがとう。





  


つか、おれもプレイヤーやっつの(笑)。